フォーリング・ダウン
2004年8月21日 映画生真面目といわれる人ほど、ひとたびキレたときにはコワイものがある。本作は、猛暑にうだるロスの街を舞台に、正常な判断力を失った男が、別れた妻と暮らす娘に会いたくて大暴走を始める物語である。
社会におけるストレス。それが全ての引き金になっている。主人公について。もう不幸としか言いようのない理不尽に見舞われる。それが永久運動の如く続く。社会と個人。前者に狂わされ、個人として社会を保とうとして泥沼に。
純粋なあまり矛盾が起こる様。
子供の頃に観て「いつも思うんだ…」とファースト・フード店のメニュー写真に不満をこぼすシーンが印象的であった。
オチはよくあるパターンなのだけれど、やはり遣りきれない。
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