パリとポーランド、2つの場所で同時に生まれた、同じ容貌を持つ2人の「ベロニカ」。2人はお互いの存在をどこかで感じていたが、ポーランドのベロニカは突然の病でこの世を去る。それに導かれるように、パリのベロニカは自らの人生、そして真実の愛を探しはじめる…。この症候というのか、互いの存在を感じる例は実際にもあるらしい。
フランス映画ならではの胸がすっきりしない感覚、ややもすれば非現実に落ちてしまうような感覚。序盤の倒錯した展開はわかり辛いところもある。
ストーリーの結末への引っ張り方、これ以上なく素晴らしいものだった。
コメント