七尾旅人の作品。
彼という確実な世界観が広がる。奇妙な調子は続く。
音楽に非はないのだけれど、それでも彼の音楽に非はない。
まだ聴いてから日が浅いのだが、どこか「森田童子」っぽい調子で歌う。
今作は弾き語り、アコースティックによる演奏なので余計にそう感じた。
彼という確実な世界観が広がる。奇妙な調子は続く。
音楽に非はないのだけれど、それでも彼の音楽に非はない。
まだ聴いてから日が浅いのだが、どこか「森田童子」っぽい調子で歌う。
今作は弾き語り、アコースティックによる演奏なので余計にそう感じた。
ティーンネージ・ラスト
2004年10月19日 音楽
ART-SCHOOLのVo.木下理樹のソロ。
サンプリングにDainosaur.Jrの「Don’t」を使っている点、当時の影響された邦楽バンドにスピッツ「惑星のかけら」とあるだけに、特に両者をミックスしたような出来に感じられる。またMy Bloody Valentineなどのシューゲイザーでいう「安らぎの狂気」という感じも覚えるところがある。
後のART-SCHOOL作品の原曲になっているものもある。
サンプリングにDainosaur.Jrの「Don’t」を使っている点、当時の影響された邦楽バンドにスピッツ「惑星のかけら」とあるだけに、特に両者をミックスしたような出来に感じられる。またMy Bloody Valentineなどのシューゲイザーでいう「安らぎの狂気」という感じも覚えるところがある。
後のART-SCHOOL作品の原曲になっているものもある。
ART-SCHOOLについて
2004年10月14日 音楽俺は彼らの作品が「シャーロット.e.p」までであったと思いたい。
エーテルという存在を肯定するなら、以後の作品からそれを感じることは少ない。
歌詞は文学や映画などのキーワードを多く使っていたせいもあるか。
録音状態の悪さは良さに思えた。ライヴでの演奏も同じように。
彼はティーンエイジャーの稚拙な部分を見せてくれた。
それは彼自身の成長と共に消えていったように思える。
俺はそれでも人が愚かに暴走して損なっていく様が好きであった。
エーテルという存在を肯定するなら、以後の作品からそれを感じることは少ない。
歌詞は文学や映画などのキーワードを多く使っていたせいもあるか。
録音状態の悪さは良さに思えた。ライヴでの演奏も同じように。
彼はティーンエイジャーの稚拙な部分を見せてくれた。
それは彼自身の成長と共に消えていったように思える。
俺はそれでも人が愚かに暴走して損なっていく様が好きであった。
彼らのメジャーでの1stCDになる。初期はパンク臭が少し。
今でもいろんな音を出している彼らの特筆すべきところ、それは特殊な世界観を生み出せるところにあるかと。
そして詩。おそらく邦楽の中では一番エロい。
子供のころは気づかなかったけれど、かなり官能的である。
物凄い性欲を歌いながら、それを感じさせないのは才能。
今でもいろんな音を出している彼らの特筆すべきところ、それは特殊な世界観を生み出せるところにあるかと。
そして詩。おそらく邦楽の中では一番エロい。
子供のころは気づかなかったけれど、かなり官能的である。
物凄い性欲を歌いながら、それを感じさせないのは才能。
へヴィ・ロック。
最初に聴いたときは「ん、×××のパクリか?」などと、自分の中では衝撃も何も感じなかった。けれども音の野太さが良いです。
七弦ギターに五弦ベースの力なのだろうか。
この作品は今の彼らにはない攻撃性らしいが。
最初に聴いたときは「ん、×××のパクリか?」などと、自分の中では衝撃も何も感じなかった。けれども音の野太さが良いです。
七弦ギターに五弦ベースの力なのだろうか。
この作品は今の彼らにはない攻撃性らしいが。
drumkanという今では海外活動を盛んにしている邦楽のバンド。
3ピース、グランジ、ラウド、メタル。カート・コバーンを彷彿させる歌声、排他的な歌詞、ひたすらちらつく教会のイメージ、業...
メタリックかつクリーンな音、片やで鳴り響く轟音。そんな静と動。
3ピース、グランジ、ラウド、メタル。カート・コバーンを彷彿させる歌声、排他的な歌詞、ひたすらちらつく教会のイメージ、業...
メタリックかつクリーンな音、片やで鳴り響く轟音。そんな静と動。
17歳までに書きつづった楽曲で構成したというフィオナ・アップルのデビュー作は、18歳の96年にリリースされた。タイトなアコースティックサウンドとエモーショナルなヴォーカルは、恐れ入るほどの迫力を感じさせ、その強烈な個性に世界は震撼した。
アフリカン・アメリカン。けだるい歌い方。ハスキーボイス。
彼女が12歳のときに汚されたことがどう作用しているのか。それはどうでもいいことだ。ただ曇りの日に聴きたくなるような音と声。
題名の「TIDAL(真実)」について。
ある日、彼女は公園通りを飛んでいる白い鳩を見つけた。次の瞬間に鳩は紙袋へと姿を変えて飛んでいったらしい。それで真実。これもどうでもいいか。
言わずと知れたT-REX。
彼らの音楽はノーマル。ただ素直。普遍的。
年に一度、なんとなく手にとって聞き入る。
ギター始めた頃に練習で弾いていた。
簡単だから。弾ける曲少ないから。
けれど歌うと腹が立ってくるのはなぜだろう。
たぶん彼らを嫌いだからなんだろうな。なぜか。
それに自分の声なんか自分も聴きたくない。
彼らの音楽はノーマル。ただ素直。普遍的。
年に一度、なんとなく手にとって聞き入る。
ギター始めた頃に練習で弾いていた。
簡単だから。弾ける曲少ないから。
けれど歌うと腹が立ってくるのはなぜだろう。
たぶん彼らを嫌いだからなんだろうな。なぜか。
それに自分の声なんか自分も聴きたくない。
なんと言うべきか。
NUMBER GIRLという音楽を今更になって語るのもなんだ。
解散した彼らのVo&Gtである無戒は「ZAZEN BOYS」を現在進行形でやっているし。
とりあえずナンバガの中でも酩酊や喧騒を感じる曲が多いかと。東京に出てきた影響があって出来た作品らしい。
少数音で多義性を持てる歌詞は日本だけである。
向井はこれを上手いこと利用しているように聴き取れる。
NUMBER GIRLという音楽を今更になって語るのもなんだ。
解散した彼らのVo&Gtである無戒は「ZAZEN BOYS」を現在進行形でやっているし。
とりあえずナンバガの中でも酩酊や喧騒を感じる曲が多いかと。東京に出てきた影響があって出来た作品らしい。
少数音で多義性を持てる歌詞は日本だけである。
向井はこれを上手いこと利用しているように聴き取れる。
「リリィ・シュシュのすべて」という映画作品がある。
映画の中ではこのアーティストが神格化されている節があり、正当な評価は難しい傾向にあるやも。
それでも一応は映画が成り立つほどの音楽であるわけで。
まあ、COCCOのパクりと言われても仕方がないけど。時期的にも。
沖縄の言葉で綴られた1曲目「アラベスク」など呪文めいた響きから始まり、「回復する傷」などを経てエーテルに沈む。完成度は高い。
とりあえず映画観ることを勧めたい。岩井俊二なのだけれど。
映画の中ではこのアーティストが神格化されている節があり、正当な評価は難しい傾向にあるやも。
それでも一応は映画が成り立つほどの音楽であるわけで。
まあ、COCCOのパクりと言われても仕方がないけど。時期的にも。
沖縄の言葉で綴られた1曲目「アラベスク」など呪文めいた響きから始まり、「回復する傷」などを経てエーテルに沈む。完成度は高い。
とりあえず映画観ることを勧めたい。岩井俊二なのだけれど。
グランジ。オルタナ。アメリカンロック。ダウナー、ダウナー。
ありきたりで当たり前すぎた言葉。
どんなバンドも最初の1枚が全てと思いそうになる。
成長も将来性も糞もない、心血注いで作った音楽。ただ自分らの純粋な音楽。最初の欲求。衝動への音楽。
音楽の嗜好なんて一過性なのかもしれない。
このアルバムを50歳過ぎで山小屋に篭って聴いてみたいけど。
ありきたりで当たり前すぎた言葉。
どんなバンドも最初の1枚が全てと思いそうになる。
成長も将来性も糞もない、心血注いで作った音楽。ただ自分らの純粋な音楽。最初の欲求。衝動への音楽。
音楽の嗜好なんて一過性なのかもしれない。
このアルバムを50歳過ぎで山小屋に篭って聴いてみたいけど。
なにしろ会社をひとつ潰したくらいのバンド。
その制作費に見合うだけあるのか(実際にもうわけわからん)名作。シューゲイザー。
圧倒的ギターノイズ、サンプラーやらが炸裂している。そのくせに委ねてしまうような安らぎがある。浸かりきってしまう。
狂気の安らぎ、そんな言葉があったけ。
ラジオなんて目じゃねえよ、なんて叩っ殺されそうだけど。
その制作費に見合うだけあるのか(実際にもうわけわからん)名作。シューゲイザー。
圧倒的ギターノイズ、サンプラーやらが炸裂している。そのくせに委ねてしまうような安らぎがある。浸かりきってしまう。
狂気の安らぎ、そんな言葉があったけ。
ラジオなんて目じゃねえよ、なんて叩っ殺されそうだけど。
Dinosau.Jrの1stCD。
ディストーション、ダウナー、いわゆるグランジ。
個人的にすっきりとしたものより滅茶苦茶やっている曲を好む。
弾いてみると流れが良さそうな、そういう運び方の曲も演るならいい。
最後の「Don’t」は自暴自棄、自己正当化、自爆。
気が触れるようで。
ディストーション、ダウナー、いわゆるグランジ。
個人的にすっきりとしたものより滅茶苦茶やっている曲を好む。
弾いてみると流れが良さそうな、そういう運び方の曲も演るならいい。
最後の「Don’t」は自暴自棄、自己正当化、自爆。
気が触れるようで。
ダウンワード・スパイラル
2004年7月6日 音楽ライヴ 1978-79
2004年7月1日 音楽
17のときに聴いて、けっこう衝撃的だったアルバム。
昔の日本にこんなセンスがあったんだ、と。
次から次へと窓の外に投げ捨てていくような。
使ってないだろうけど「テルミン」で作曲したような奇怪さがある。エキセントリックなパンク。
神経質な人が演ったというか。こういう稚拙さも良いかな。
昔の日本にこんなセンスがあったんだ、と。
次から次へと窓の外に投げ捨てていくような。
使ってないだろうけど「テルミン」で作曲したような奇怪さがある。エキセントリックなパンク。
神経質な人が演ったというか。こういう稚拙さも良いかな。
デイジーズ・オブ・ザ・ギャラクシー
2004年6月27日 音楽After The Gold Rush
2004年6月22日 音楽MISS WORLD
2004年6月18日 音楽ART-SCHOOLの3作目にあたるCD。この頃からより繊細な演奏になっていく。
(あくまでハイゲインを効かしているという意で)
題名にある1曲目の[MISS WORLD]には村上春樹の「蛍」をオマージュとした歌詞がある。以下はその部分↓
まさに暗い帷の中、ふっと消え落ちる一瞬の刹那を表したような曲。
全体的な歌詞から連想してしまうヨーロッパのイメージ。
祈れるが、叶わず。求めども、報われず。
それらは空虚に微笑むような情景。
何を今更になって、というくらいに有名なバンドとアルバム。
どこでも言われている通り、アメリカン・グランジ・オルタナティヴをメジャーシーンに引っ張り上げた彼らの代表作品である。シューゲイザー音楽などと並べると、音楽はこれ以上進化できない気がしてくる。
実際はその枠を広げながら音楽は進化し続けているが。
塞ぎ込んだ状態から爆発するような音の流れ。怠惰や嫌悪に純粋な何かが潜んでいそうな歌詞。聴く者によっては全く合わない人も数多くいるかもしれない。
(キリスト教の勧誘者に好きな音楽を聴かれ、このアルバムの名を出したら「あれは良くない」と言われた。思い出して何度も笑ってしまう。そして宗教なぞ興味はない)
ちなみに辞書にもあるがNEVER MINDの意味は「どうでもいい」。
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